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リピッドA : ウィキペディア日本語版
リピドA[りぴど えー]

リピドA(リピド・エー、Lipid A)は、グラム陰性細菌性の原因である内毒素(エンドトキシン)の構成成分である。リポ多糖LPS, エンドトキシン)の3つの領域のうち一番奥の部分であり、その疎水性によってLPSを外膜に繋ぎ止めている。リピドA自体は毒性を示すが、ヒト免疫システムによるリピドAの感知は、グラム陰性菌の感染に対する免疫応答の開始に重要な役割を果たしている。
== 機能 ==
LPSの免疫活性化能の多くは、リピドAユニットに由来している。リピドAは非常に強力な免疫システムの刺激剤であり、pg/mL程の量で単球マクロファージなどを活性化する。
グラム陰性菌の感染により生体内でリピドAが高濃度になると、免疫応答が制御不能となりショックや死を引き起す(エンドトキシンショック)。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リピドA」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lipid A 」があります。



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