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リモフ : ウィキペディア日本語版
リモフ
リモフ()はキエフ・ルーシ期の都市の1つである。現ロシア・クルスク州内の当時の都市としては、クルスクルィリスクと並ぶ大規模な都市であったが、現在は存在しない。
リモフは、例えば『ラヴレンチー写本(ru)』の1096年の項にその名が言及されており、『イパーチー写本(ru)』や『モノマフ公の庭訓(ru)』にもその名がみられる。また、年代記によれば、1185年ポロヴェツ族によって大きく破壊されている。『イーゴリ軍記』中にも、このリモフの破壊について記されている。
==位置==
リモフの位置については、いくつかの仮説が立てられている。Y.リプキング(ru)の説では、プショール川沿い(クルスク州ベラヤ地区(ru))で1909年に発見されたゴチェヴォ城址がリモフとみなされている。ゴチェヴォ城址では、1940年から1941年にかけてのB.ルィバコフ(ru)の発掘調査において、螺旋状に細工したガラス製ブレスレッドや、製鉄炉、戦斧、矢などが発見された。また、灰の堆積した竪穴住居から、多数の人骨が発見されている〔Регина Палеева. История границы в границах истории Журнал «VIP/ Взгляд. Информация. Партнерство», №3(67), 2011〕。これは、敵に包囲されたこの都市の住民が、脱出に失敗したことを示している。城址の南・東は川に面し、北部は深く狭い谷となっている。西側には土塁が築かれていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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