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リモージュ磁器 : ウィキペディア日本語版
リモージュ磁器[-]

リモージュ磁器(-磁器)、リモージュ焼(-やき)(Porcelaine de Limoges)は、フランスリムーザン地域圏リモージュとその周辺で生産される磁器の総称(『製陶所』節も参照)。1771年を起源の年として、現在まで生産を続けている。
白色薄手の素地を、その上に「落着いた上絵」を描いたものが特色とされる。素焼きに絵付けをして焼くのではなく、白い生地に絵付けしてからさらに焼き付けるという手法はリモージュでは19世紀後半から行われている。
== 歴史 ==

=== 背景 ===
中国からヨーロッパに磁器がもたらされたのは16世紀ごろで、ヨーロッパで自家生産できるようになるには18世紀初頭のドイツマイセンの開業まで待たなければならなかった(マイセン近郊でカオリンの地層を発見したことによる)〔。とはいえマイセンもこのカオリンを用いた磁器の製法を秘伝としたため、ヨーロッパの他地域では依然として硬磁の作成は行えなかった。磁器製造を独占されたままでは経済的に不利であり磁器の材料を探すということはフランス国内でも必須の状況となっていた〔。リモージュでは1736年に製陶所が設立されていたが、磁器製造には原料としてのカオリンと、技術が必要であった。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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