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リュドミラ・チェリーナ(Ludmilla Tchérina、1924年10月10日 -2004年3月21日)は、フランスのバレエダンサー、女優である。 == プロフィール == 本名をMonique Tchemerzineといい、サンクトペテルブルクから亡命してきたチェルケス人の父Avenir Tchemerzineとフランス人の母ステファニー・フィネット(Stéphane Finette)の間に生まれた。父はロシアの貴族で、かつては将軍の位にあった人物だった。 チェリーナは著名なバレエダンサーのオリガ・プレオブラジェンスカヤ(:en:Olga Preobrajenska)などにバレエを学んだ。彼女は16歳の時に舞台デビューを飾り、やがてセルジュ・リファールに見い出されて、バレエ・リュス・ド・モンテカルロに入団した。チェリーナはリファール振付の『ロメオとジュリエット』(1942年)で、ジュリエット役の初演者としてパリの舞台に立ち、プリマバレリーナの地位を得た。1945年にはバレエ・ド・シャンゼリゼ(Ballet des Champs-Élysées)でプリンシパルダンサーの地位につき、後に夫となったエドモン・オードラン(Edmond Audran)と組んで踊った。彼女はリファールの振付作品でさまざまな役柄を踊り、パリ・オペラ座バレエ団やキーロフ・バレエ団、ボリショイ・バレエ団などの公演にも客演した。 チェリーナは映画女優として、『赤い靴』『ホフマン物語』などに出演している。1980年代には、本名で2冊の小説を出版した。また、画家や彫刻家としても活動し、1994年に作成した彫刻『''Europa Operanda''』は、ユーロトンネルのフランス側出口に飾られている〔"Europe à coeur" de L.Tchérina (2010年7月4日閲覧)〕。 1946年に結婚したエドモン・オードランは、1951年に交通事故で死去した。その後1953年に再婚したフランスの実業家レイモン・ロワ(Raymond Roi)とは、彼女の死まで添い遂げることになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リュドミラ・チェリーナ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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