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リンゴ酸デヒドロゲナーゼ : ウィキペディア日本語版
リンゴ酸デヒドロゲナーゼ[りんごさんでひどろげなーぜ]

リンゴ酸デヒドロゲナーゼまたはリンゴ酸脱水素酵素(malate dehydrogenase, MDH)は、クエン酸回路リンゴ酸オキサロ酢酸へ、またはその逆の化学反応触媒する酸化還元酵素である。リンゴ酸脱水素酵素とリンゴ酸酵素(malic enzyme)は混同されやすいが、リンゴ酸酵素はリンゴ酸を脱炭酸してピルビン酸にする酸化還元酵素である。
:(S)-リンゴ酸 + NAD+ \rightleftharpoons オキサロ酢酸 + NADH + H+
リンゴ酸デヒドロゲナーゼは糖新生にも関わっている。ミトコンドリア内ではピルビン酸カルボキシラーゼがピルビン酸に作用してオキサロ酢酸となりクエン酸回路の中間体となる。そして、オキサロ酢酸がミトコンドリアから出るためにリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってリンゴ酸に還元される。ミトコンドリア外で再びリンゴ酸デヒドロゲナーゼによってオキサロ酢酸に酸化され、最終的にはホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)によってホスホエノールピルビン酸に変換される。
== アイソザイム ==
ヒトや他の多くの哺乳動物は以下の2種のリンゴ酸デヒドロゲナーゼを持つ。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リンゴ酸デヒドロゲナーゼ」の詳細全文を読む



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