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リンデンバウム : ウィキペディア日本語版
セイヨウシナノキ

セイヨウシナノキ(西洋科の木、''Tilia'' × ''europaea'',( syn. ''T.'' × ''vulgaris'' = ''T. cordata'' × ''T. platyphyllos''))は、シナノキ科シナノキ属の落葉樹である。
== 解説 ==
別名はリンデンバウム。フユボダイジュ ''Tilia cordata'' と ナツボダイジュ ''Tilia platyphyllos'' の自然交配種で、ヨーロッパでは古くから植えられ、木材は楽器や木彫材などに利用された。また、樹皮は繊維〔リンデンバウム Lindenbaum / Linは繊維を示す語(リネン、ライン(糸)など)〕を採るために利用される。ハーブとしても利用され、フランス語由来のティユールで知られる。花は蜂蜜の蜜源として珍重されている。
「植物学者カール・フォン・リンネの姓の由来はシナノキである」と伝えられるが、和名シナノキ ''Tilia japonica'' は日本特産種(同属だが)であるので、このセイヨウシナノキか原種のフユボダイジュ ''T. cordata'' であると考えられる。
本種は中世ヨーロッパでは、自由の象徴とされた。ドイツ首都ベルリン大通りであるウンター・デン・リンデンの両側に街路樹として植えられているのがよく知られている。またシューベルトの歌曲『菩提樹』(歌曲集『冬の旅』)で有名である。他にもドイツのフランクフルト日本人国際学校校歌にも登場している。ドイツライプツィヒロシアリペツクなどの地名は、この樹木のスラブ語名称(例えば)に基づいている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「セイヨウシナノキ」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tilia × europaea 」があります。



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