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リンド数学パピルス[りんどすうがくぱぴるす] リンド数学パピルス(リンドすうがくパピルス)とは、古代エジプトの数学文書であり、紀元前1650年前後のものである。名前の由来はスコットランドの弁護士・古物研究家であるアレクサンダー・ヘンリー・リンド(Alexander Henry Rhind)からである〔『素晴らしい三角法の世界』 ISBN 4-7917-5738-6 p18〕。アーメスという書記官が筆写したことから、「アーメス・パピルス」とも呼ばれる。このパピルスは、モスクワ数学パピルスと共に古代エジプト数学パピルスの好例として知られる。 == 起源と日時 == リンドは1858年、エジプトのルクソールでこのパピルスを購入した。ラメセウム(Ramesseum)付近で非合法な発掘により発見されたらしい。1864年から、同じくリンドが所有していたエジプト数学革巻きとともに大英博物館に保管されている。発見時には長さ18フィート、幅13インチの巻物状をしていたが、リンドの死後に大英博物館が入手した時には、いくつかの断片が失われていた〔。後の1922年に、断片はニューヨークのブルックリン美術館にて発見・所有されている。これらをニューヨーク断片という。 リンド数学パピルスはエジプト第二中間期の数学パピルスで、書記官アーメスにより第12王朝の王アメンエムハト3世(Amenemhat III)の時代の文書(原典は失われている)が筆写されたものである。文字はヒエラティックが用いられ、高さ33センチメートル、長さ5メートル以上である。19世紀後半から音訳、数学的解釈が始まった。2008年現在、数学的解釈はいくつかの点で不完全である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リンド数学パピルス」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Rhind Mathematical Papyrus 」があります。
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