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リンネソウ
リンネソウ(リンネ草〔清水 (2014)、363頁〕、学名:''Linnaea borealis'' 〔)は、スイカズラ科 〔APG植物分類体系第2版ではリンネソウ科に分類される。〕リンネソウ属に分類される常緑小低木〔豊国 (1988)、152頁〕。本種のみでリンネソウ属を構成する〔〔北村 (1981)、143頁〕。 分類学の基礎を築いたカール・フォン・リンネがこの植物を愛好しており、この種を記録した際に自らの名前を学名(属名)に付けた。和名もそれにちなんでいる〔林 (2009)、147頁〕〔牧野 (1982)、532頁〕。なお日本では、茎が二股に分かれて花を付けることから「メオトバナ(夫婦花)」と呼ばれていた〔。他の別名が、エゾアリドオシ〔〔。種小名の「''borealis''」は、「北方の」を意味する〔。 == 分布 == 北アメリカ、南ヨーロッパ、東アジアなどの北半球の亜寒帯に広く分布〔。基準標本はラップランドのもの〔〔。 日本では、北海道から本州の中部地方以北にかけて分布する〔。田中澄江の著書『花の百名山』で御嶽山を代表する花〔田中 (1997)、244-247頁〕、『新・花の百名山』で飛騨山脈白馬岳を代表する花のひとつとして紹介されている〔田中 (1995)、245-248頁〕。 高山植物であり、高山帯から亜高山帯にかけての針葉樹林下に生育している〔佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎『フィールド版 日本の野生植物 草本』(1985年、平凡社)III-p.56〕。ハイマツ林の林下でよく見られる〔〔〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リンネソウ」の詳細全文を読む
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