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リンパ節 : ウィキペディア日本語版
リンパ節[りんぱせつ]

リンパ節(リンパせつ)とは免疫系に属する二次リンパ器官である。
哺乳類免疫器官のひとつである。全身からリンパ液を回収して静脈に戻すリンパ管系の途中に位置し組織内に進入、あるいは生じた非自己異物が血管系に入り込んで全身に循環してしまう前にチェックし免疫応答を発動して食い止める関所のような機能を持つ。
豆の様な形の0.2-3cmの大きさの小体で一つの場所に2~10数個集まり、全身で600個程度ある。
リンパ節には、周囲から多くのリンパ管が入り、一部の凹んだリンパ門からは入ったリンパ管よりも少ない数のリンパ管が出ている。
==概要==
リンパ節は細網組織から構成されるリンパ洞と、リンパ球(免疫抗体を産生する細胞)の集まるリンパ小節により成る。
リンパ小節ではリンパ球の増生が行われリンパ洞は濾過装置として細菌や異物を食作用によって処理する。抗体生産も行う。
ブタのリンパ節は他の動物と異なり、皮質と髄質が逆に位置する(逆リンパ節)。
病原体などの異物が流入したとき、免疫応答のパターンによっては発赤腫脹を起こしてリンパ節炎を起こすことがある。また細胞が組織液に遊離してリンパ管に流入した場合には当然癌細胞をここでせき止めて殺そうとするが、殺しきれない場合にはそのまま癌細胞が増殖してリンパ節自体に転移が生じることが多い。いずれにせよリンパ節の異常の多くはリンパ管系のリンパ節より上流側に位置する末梢組織に病原体や毒素などの非自己異物の進入、あるいは悪性新生物などの自己起源の非自己異物の発生が起き、それに対する免疫応答が発動したことを意味する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「リンパ節」の詳細全文を読む



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