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リンモリブデン酸[りんもりぶでんさん]
リンモリブデン酸(phosphomolybdic acid, PMA)はマッソン・トリクローム染色の構成成分である。黄緑色の化合物で、水やエタノールのような極性有機溶媒へ自由に溶ける。ポリフェノール化合物を染色するために薄層クロマトグラフィーの試薬として使われる。 共役不飽和化合物はPMAをモリブデンブルーに還元する。色は分子内の二重結合の増えた数を反映する〔''Reduction of Phosphomolybdic Acid by Compounds Possessing Conjugated Double Bonds'', S. Burstein, Anal. Chem., 1953, 25 (3), pp 422–424〕。 == アルカロイドの検出 == リンモリブデン酸はアルカロイドと反応して沈殿を生じるため、アルカロイドを検出するための試薬として用いられる。通常1 %のエタノール溶液として用いられ、このような試薬はゾンネンシャイン試薬と呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リンモリブデン酸」の詳細全文を読む
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