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リン爆弾 : ウィキペディア日本語版
白リン弾[はくりんだん]
白リン弾(白燐弾、はくリンだん)は、手榴弾砲弾爆弾の一種で、充填する白リンが大気中で自然燃焼すると吸湿して透過性の極めて悪い五酸化二リンの煙を発生させることを利用した、煙幕発生装置である。限定的な照明効果および焼夷効果を持つ場合もある〔アルミニウムと混合することで焼夷弾としての効果を付与したものもある。詳細は「ロケット弾」を参照〕。

陸上自衛隊では、白リン弾を発煙弾としてのみ装備している。白リンの英名"White Phosphorus"の頭文字をとってWP発煙弾とも呼ばれる。
英語圏では白リンと黄リンが共に「White Phosphorus」と表記されるため、日本語訳する場合には白リン発煙弾黄リン発煙弾の二種類の訳が存在する。
アメリカ陸軍では WPWilly(ie) Peteウィリー・ピート)または Willy(ie) Peterウィリー・ピーター)と通称される。
発生する煙は赤外線センサを妨害できないため、先進国では赤リン発煙弾に更新され、旧式化している。
== 構造 ==
M110 155mm WP弾などを例に取ると、信管が作動すると炸薬が爆発し、白リンを粉砕しながら弾殻を破裂させる。反応が進むとリン酸と水分子が水和したエアロゾルとなり、これが白い煙幕となって視界をさえぎる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「白リン弾」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 White phosphorus 」があります。



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