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ルガルバンダ(シュメール語: LUGAL.BANDA3 - Lugalbanda)は古代メソポタミア、ウルク第1王朝の伝説的な王。女神を妻とし、多くの説話においてこの夫妻はギルガメシュの親であると語られている。 == ルガルバンダ伝説 == シュメール王名表によれば1200年間在位したという。 ルガルバンダはエンメルカルの8人の息子の1人(末子)であるとされている。ルガルバンダは偉大な英雄王として描かれ『〔エンメルカルとルガルバンダ〕』や、『』など登場するほか、『ギルガメシュとフワワ』などの説話にも繰り返し登場する。 王子ルガルバンダは、父王エンメルカル率いるウルク軍のアラッタへの遠征に同行するが、途中で病に倒れ動けなくなってしまう、行軍を止めることはできないため、やむなく山中の洞窟に設えた床に一人取り残されるが、神々の加護により病から回復し軍を追っている途中、山中で伝説の鳥アンズー(イムドゥグド)の雛を敬い、見返りにアンズーから超人的な腕力と脚力を授かり、その力を使って合流。 アラッタの抵抗に難儀するウルク軍のため、ウルクにいるイシュタルのもとへ策を授かるために単身で戻り、策を授かった後、ウルク軍の陣営に無事帰還した。 神格化され、ルガルバンダ神として崇拝されていた。 ウル第3王朝の時代の王は全員がニップル市でルガルバンダのために犠牲を捧げ、王賛歌の中で自分達がルガルバンダの息子であることを謳った。また他の多くのシュメール都市国家でも同様にルガルバンダが尊崇されている。 神話によればルガルバンダはギルガメシュの父であるが、シュメール王名表では異なっている。しかし、彼の後の王はギルガメシュであるという点は変わらない。ギルガメシュは実在が確実視されている王であるが、そのギルガメシュと関係の深いルガルバンダについても実在の可能性を巡って様々な説がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルガルバンダ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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