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『劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕』(げきじょうばんポケットモンスター まぼろしのポケモン ルギアばくたん)は、1999年7月17日から公開されたテレビアニメ『ポケットモンスター』の劇場版第2作である。同時上映作品は『ピカチュウたんけんたい』。 == 概要 == 製作発表当初はルギアを謎のポケモン「X」(エックス)としか公表しておらず、初期の特報映像でも水面を移動する影のみの発表だった。また、本作が発表された当時はアニメでケンジが登場していなかったため、『犬山犬子のポケモンアワー』などで「サトシとカスミと一緒にいる少年は誰?」などの質問が寄せられた。興行収入62.0億円、1999年邦画興行成績第1位を記録した(配給収入35億円〔日本映画製作者連盟1999統計 〕)。 公開週の興行成績は約2000万ドル〔テレビ東京公式ホームページ 一木社長2000年7月定例会見 〕。興行収入は4375万ドルと前作の半分近くの成績となったが、アメリカで公開された日本映画の中で第2位の記録となっている。 キャッチコピーは「命をかけて、かかってこい!!」。予告編でもルギアが同じ台詞を言っているが、本編の台詞にはなく、それを思わせる展開も存在しない。これについて、脚本家の首藤剛志は、「脚本完成前に映画宣伝用として作られたシーンであろう」と述べている〔「シナリオえーだば創作術」 第193回 「『ルギア爆誕』への期待と僕の納得」 〕。なお、このセリフは後に『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』にて、ダンジョンのボスとして登場するルギアのセリフに使われており、『ポケモン・ザ・ムービーXY 光輪の超魔神 フーパ』のサントラでもこのセリフが使われている。 本作はほとんどのシーンに海が登場している上、ラストシーンでは豪快な海のスペクタクルが起きているが、作画は手書きが大半を占めていた。彩色作業がデジタル方式に移行されているのは本作からである(一部シーンのみ)。 作品全体としては、豪快なアクションシーンを多用した「分かりやすい」子供の視点から楽しめるものとして作られた。しかし根底には、「他者の共生」「大人たちの行き過ぎた個人主義の功罪」について取り上げた社会的命題の提示部分も存在するという、隠されたメッセージを探求する大人の視点にも対応した「全年齢対象」の映画であった。しかし、前作が「自分自身の存在に対する疑問」や「クローンの人権問題」をストレートに語ったのに対し、今作はアクティブな展開を重視したストーリー構成に飲み込まれてしまい、そうした命題が一見しただけでは受け取りにくく、前作より評価され辛かった。本作では深層海流が物語の重要な要素となっている。 時系列は第106話以降である〔第106話でサトシのリザードンがサトシの指示を聞くようになり、本編でリザードンがサトシの指示に従って動くようになっている。なお、公開初日の時点において第106話は未放映である。〕。 今作ではアニメ版『美少女戦士セーラームーン』に出演した声優陣一部が再集結しているのが特徴である(平松晶子→カラベラス、三石琴乃→月野うさぎ、久川綾→水野亜美、篠原恵美→木野まことの四名。ちなみに、前作では地場衛役の古谷徹やルベウス役の高木渉が出演している)。なお、フルーラ役の平松はその後本編において何度かゲストを担当したほか、『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』では代役としてムサシを担当した。 また、パンフレットの付録として作中に登場するミュウのポケモンカードが付けられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「劇場版ポケットモンスター 幻のポケモン ルギア爆誕」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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