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ルシア・エチェバリア
ルシア・エチェバリア・デ・アステインサ(Lucía Etxebarría de Asteinza, 1966年12月7日 - )は、スペイン・バレンシア出身の著作家(小説家・随筆家・詩人)。イサール・ベナージャス(Izar Benayas)という筆名を用いることもある。、などとともにネオリアリズムの世代に位置づけられる〔Lucia Etyeberria Classic Spanish Books.com、2011年12月21日〕。 == 経歴 == 両親はバスク地方のビスカヤ県ベルメオ出身であり、エチェバリアとはバスク語の姓である。1966年、ルシア・エチェバリアは7人兄弟の7番目としてバレンシア地方バレンシアで生まれた。本来、バスク語姓のエチェバリア(Etxebarria)の「i」にはアクセント記号がなく、逆にスペイン語姓のエチェバリア(Echevarría)にはアクセント記号が付くが、彼女はEtxebarríaというミススペルを好んで用いる。マドリードにある大学で哲学とジャーナリズムを学び、まずウェイトレスとして、その後雑誌『ルータ66』と『ヌエボス・メディオス』で働いた〔。 初めて出版した書籍は、カート・コバーンとコートニー・ラブの小説風伝記『La historia de Kurt y Courtney: aguanta esto』(1996年)である。初の小説は1997年の『Amor, curiosidad, prozac y dudas』であり、アナ・マリア・マトゥテに称賛され、「クローネン世代」(Generacion Kronen)に位置づけられた〔。1998年には2作目の小説『Beatriz y los cuerpos celestes』を執筆し、ナダール賞を受賞した。2000年9月にはスコットランドに引っ越し、アバディーン大学で脚本の授業を受け持つとともに、また多くのセミナーや委員会に参加した〔。11月にはアバディーン大学の文学名誉教授の称号を与えられている〔。2001年にスペインに戻ると、2001年には『De todo lo visible y lo invisible』でプリマベーラ賞を受賞した。2001年には処女小説の『Amor, -』がミゲル・サンテスマセス監督によって映画化された。2004年にはイサール・ベナージャスという筆名で、若い母親から娘への日記形式の物語『Un milagro en equilibrio』を執筆した。最終候補に残ったフェラン・トラントとの一騎打ちを制してプラネータ賞を受賞し、副賞として約60万ユーロの賞金を手にした。 これらの書籍などに加えて多くの詩も出版しており、2004年には詩集『Actos de placer y amor』でバルセロナ詩賞を受賞した。女性解放論に関する随筆集を2冊出版し、また台本作家としても活動している。エチェバリアが手掛けた映画脚本には、『アイ・ラブ・ユー・ベイビー』(共同執筆)などがある。3年かけて執筆した作品の違法PDF版がインターネット上で出回ったこともあって電子書籍には否定的であり、2011年には違法ダウンロード撲滅を訴えて断筆宣言を行ったが、この宣言によってFacebookやTwitterのアカウントが炎上した〔電子書籍否定派のスペイン有名作家が違法ダウンロードへの怒りで断筆宣言 ITmedia、2011年12月21日〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルシア・エチェバリア」の詳細全文を読む
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