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ルナホート : ウィキペディア日本語版
月面車[げつめんしゃ]
月面車(げつめんしゃ)とは、面上を走行するために造られた自動車のこと。
==ソビエト連邦の月面車(ルノホート)==

ソビエト連邦ルナ計画の一環として、アメリカに先駆けて月面車を月面へ投入した。1970年11月10日ルナ17号ルノホート1号雨の海へ、1973年1月8日ルナ21号ルノホート2号晴れの海へ運んでいる。
本来ソビエト連邦の月面車は、有人月面着陸プロジェクトの一環として開発が開始されたものであるが、有人着陸のスケジュールが遅延(最終的には断念)したことから無人走行車となった。
4輪のバギーカーに似た外観のアメリカの月面車と異なり、丼鉢に8つの車輪がついたような外見ではあるが、各種ビデオカメラやX線スペクトロメーターなど充実した観測計器を搭載しているほか、丼鉢の蓋の裏に搭載した太陽電池によりバッテリーを充電させ長期間の稼働を実現させている。1号は11ヶ月にわたり10km以上、2号は4ヶ月にわたり37km以上を走行し、多くの画像や観測機器のデータなどを地球に送信してきた。
さらに有人月面探査計画で着陸地点の予備調査を行うルノホート3号と4号が製造されたが(ソユーズL3計画参照)1974年の有人探査計画中止に伴い打ち上げはキャンセルされた。
のちに、1986年4月26日に起きたチェルノブイリ原子力発電所事故において、ルノホートの技術を応用した無人作業車が復旧活動に活躍した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「月面車」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lunar rover 」があります。



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