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ルノー・R26 : ウィキペディア日本語版
ルノー・R26[るのーあーる26]

ルノー・R26 (Renault R26) はルノーF12006年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カーボブ・ベル(テクニカルディレクター)、ティム・デンシャム(チーフデザイナー)、ディノ・トソ(チーフエアロダイナミシスト)によって設計され、2006年の開幕戦から最終戦まで実戦投入された。
== R26 ==
R26はダブルタイトルを獲得したルノーR25の正常進化版という印象が強いものとなった。エンジンは新レギュレーションにより、3リッターV10から2.4リッターV8に縮小された。
フロントエンドでの大きな変更点はR25に比べてノーズが幅広となり、その高さが若干下げられたこと〔Renault R26 - wide nose . Formula1.com. (2006-03-11) 2010-04-26 閲覧。〕。開幕前には従前の細いノーズもテストされたが、それがシーズン中に実戦投入されることはなかった。そして、マシンの外観で目立つもう一つの変更点がサイドポンツーンエアインテーク。下方に向けて大きく絞り込まれるスキャロップド処理が、R25よりも更に極端になっている。なお、この絞り込みはエンジンの発熱量が下がったことで可能になったものであるが、冷却の厳しいトラックでは昨年までのようなシャークルーバーを設けたサイドポンツーンも併せて使用された。
リアカウルは全体的にシェイプアップされた。カウル後端に至ってはエンジンブロックも覗き見ることが難しい程に大きく絞られ、R25では大きく膨らんでいたコークボトル周辺のカウリングもR26ではきれいに削られている。また、V8エンジンへの移行に伴ってエンジンカウルも極限まで絞られており、エンジンやギアボックスを収めるために大型のバルジ加工が施された。そして、リアウイングについてはメインプレーンの中央部が湾曲して持ち上げられたバージョンも使用され、これは今までの3Dウイングのトレンドとは逆行するデザインともなった〔Renault R26 - rear wing analysis . Formula1.com. (2006-03-12) 2010-04-26 閲覧。〕。
トランスミッションには7速セミオートマが採用されたが、これは新しいV8エンジンのトルク特性を考慮してのことである〔Q & A with Renault’s Bob Bell . Formula1.com. (2006-01-31) 2010-04-26 閲覧。〕。また、シームレスシフトの投入は見送られ、翌年のR27で初めて採用されることとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルノー・R26」の詳細全文を読む



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