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ルビジウムの同位体[るびじうむのどういたい] ルビジウム(Rb)の同位体は24種類が知られる。天然に存在するルビジウムは天然存在比が72.2%の安定同位体85Rbと27.8%の放射性同位体87Rbの2種類である。放射能の強さは、30日から60日で写真フィルムを感光できるほどである。標準原子量は85.4678(3) uである。 87Rbの半減期は4.88×1010年であり、鉱物中のカリウムの代わりになるため、環境中に広く存在する。ルビジウムは年代測定に盛んに用いられてきた。87Rbは安定な87Srにベータ崩壊する。分画結晶が行われると、ストロンチウムは斜長石の画分に高濃度で現れ、ルビジウムは溶液中に残る。何度も繰り返されるうちにマグマの中のRb/Sr比が高くなり、Rb/Sr比の高い岩石が形成される。Rb/Sr比が10以上と最も高い岩石はペグマタイトである。もし最初のストロンチウム濃度を推定することができれば、Rb/Sr比と87Sr/86Sr比を測定することで岩石の年代を決定することができる。 半減期が1.273分の82Rbは、心臓のポジトロン断層法に用いられる。この同位体は天然には存在しないが、82Srの崩壊により作ることができる。 == 一覧 ==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルビジウムの同位体」の詳細全文を読む
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