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ルマン・LM03C : ウィキペディア日本語版
ルマン・LM03C[るまんえるえむ03しー]
ルマン・LM03Cは、1983年全日本耐久選手権(後のJSPC)、および富士ロングディスタンスシリーズ(富士LD)参戦用にルマンガレージ(現株式会社ルマン)が開発したグループCカー
== 概要 ==
エンジンは日産の2.1リッター 直列4気筒ターボ LZ20B型を搭載。スカイラインシルエットフォーミュラ仕様をグループC規定に改造したスカイラインターボC(フロントエンジン)を除けば、日産エンジンを搭載する初のグループCカーである。シャシーの設計はルマン商会の望月一男、サスペンションの設計は同社望月広光。※兄弟・親戚ではない。
ガレージルマンとしても初のグループCカーである。「03」なのは、F2・GC兼用シャシー・サンダーLM39、スカイラインターボCに次ぐ同社3代目のレーシングマシンと言うことから。
1983年、全日本耐久選手権がスタートし、また前年から始まったWEC-JAPANにも参戦するため、日産はスーパーシルエットに同社の車両で参戦していたホシノレーシングハセミモータースポーツ、セントラル20にそれぞれエンジンと資金を提供する形で、グループCレースへ参入をスタートする。3チームは独自の手法で耐久レースへの参入することになる。ホシノレーシングはマーチ・エンジニアリング社製のプロトタイプレーシングカー83Gを購入、ハセミモータスポーツは前年キャラミ9時間に参戦したスカイラインのシルエット仕様をグループC規定に改造、そしてセントラル20は国内コンストラクターのガレージルマン製のシャシーを導入することになる。空力デザインにおいては日産も協力し、同社の1/5風洞も使用された。
デビューレースは1983年富士1000km。ドライバーは柳田春人/和田孝夫で、セントラル20より赤いコカコーラカラーにカラーリングされエントリー。2戦目となる鈴鹿1000km前のテストで全損のクラッシュ。2号車でWEC-JAPANに出場するも、給油規定違反で失格となる。
1984年は、ノンタイトルの菅生スプリントレースで初優勝。富士500kmでは日産エンジン搭載Cカーとして初めてとなる3位表彰台を獲得した。
なお、まったくの純粋なレーシングマシンながら、「日産フェアレディZC・コカコーラ」の名称でエントリーをしていた。そのためテールレンズはZ31型フェアレディZのものを使用していた。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルマン・LM03C」の詳細全文を読む



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