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ルンブロキナーゼ ルンブロキナーゼ(lumbrokinase)は、元宮崎医科大学副学長(現宮崎医科大学名誉教授)の美原恒(みはらひさし)が発見したタンパク質分解酵素の名称。ルンブルクスルベルスという食用赤ミミズから抽出され、ミミズ酵素、みみず酵素とも呼ばれている。 ルンブロキナーゼには6種類あるが、いずれも一次構造が明らかになっている程度であり、生化学的には不明な点が多い。日経BP社のサプリメント事典2008年版、東洋医学舎の機能性食品情報事典に紹介されている。 ==歴史== 宮崎医科大学の実験動物施設から出る排泄物処理に、当時宮崎県で多く養殖されていたルンブルクスルベルスが利用されていた。ミミズは古来より漢方薬として用いられていたため、血栓症の治療に使えるのではないかと考えた美原の研究により、ルンブルクスルベルスの内臓などから線溶活性を持つルンブロキナーゼ群が発見された。美原・須見がルンブロキナーゼについて学会報告をしたのは、1989年に東京で開催された国際血栓止血学会が最初である〔H. Mihara, “A possibility of earthworm powder as therapeutic agent for thrombosis,”XIIth Congress of the International Society on the Thrombosis and Haemostasis. 8/19-25. 1989. (Tokyo)., Thrombosis and Haemostasis. 1989, 62(1): 545.〕。
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