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ルーカス・ブラウン(Lucas Browne、1979年4月14日 - )は、オーストラリアのプロボクサー、元総合格闘家。第63代WBA世界ヘビー級王者。29歳でボクシングと総合格闘技でデビューを果たした遅咲きの選手。オセアニア地域のプロボクサーとして初のヘビー級世界王者。リッキー・ハットンのハットン・プロモーションズ所属。 ==来歴== === プロボクシング === 2009年3月20日、ニューサウスウェールズ州ブルックベールでジェイソン・キールとデビュー戦を行い、4回33秒KO勝ちを収めデビュー戦を白星で飾った。 2011年8月5日、西オーストラリア州カルグーリーでクラレンス・ティルマンとUBCインターナショナルヘビー級王座決定戦を行い、3-0(3者とも120-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2011年9月30日、ニューサウスウェールズ州ミントでファイ・ファラモエとWBFアジア太平洋ヘビー級王座決定戦を行い、5回2分59秒TKO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2012年2月17日、クイーンズランド州サウスポートでコリン・ウィルソンとオーストラリアヘビー級王座決定戦を行い、3回2分56秒KO勝ちを収め王座獲得に成功した。 2013年3月1日、クイーンズランド州リッチランズで竹原真敬と対戦し、初回1分8秒KO勝ちを収めた。 2013年4月28日、メルボルンのメルボルン・コンベンション・アンド・エキシビジョン・センターでジェームズ・トニーとWBF世界ヘビー級王座決定戦を行い、12回3-0(117-111、119-109、120-108)の判定勝ちを収め王座獲得に成功した。 2013年11月2日、イギリスのキングストン・アポン・ハルのハル・アリーナでリチャード・タワーズと対戦し、5回51秒TKO勝ちを収めた。 2014年4月26日、イギリスのシェフィールドのポンズ・フォージ国際スポーツセンターでエリック・マーテル・バホーリとコモンウェルスイギリス連邦並びにEPBCヘビー級王座決定戦を行い、5回1分26秒KO勝ちを収めコモンウェルス王座、EBPC王座獲得に成功した。 2014年5月、コモンウェルスイギリス連邦ヘビー級王座をオーストラリア人が獲得したのが1892年以来122年振りとなったことで、オーストラリアボクシング連盟から表彰を受けた。 2014年8月1日、ウルヴァーハンプトンでWBAインターコンチネンタルヘビー級王座決定戦としてアンドリー・ルデンコと対戦し、12回3-0(115-113、116-112、117-112)の判定勝ちを収めEPBC王座初防衛、WBAインターコンチネンタル王座獲得に成功した。 2014年11月12日、メルボルンのハイセンス・アリーナでチャウンシー・ウェリバーと対戦し、ウェリバーの5回終了時棄権でEPBC王座2度目、WBAインターコンチネンタル王座初防衛に成功した。 2015年2月25日、WBAからWBA世界ヘビー級王者ルスラン・チャガエフと指名試合を行うよう指令を受けた。 2015年8月14日、メルボルンのザ・メルボルン・パビリオンでジュリアス・ロングと対戦し、9回KO勝ちを収めた〔Lucas Browne Defends WBA Intercontinental Title WBA公式サイト 2015年8月4日〕。 2015年10月8日、WBAは最新ランキングを発表し、ブラウンをWBA世界ヘビー級3位にランクインした〔World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年11月10日〕。 2015年11月10日、WBAは最新ランキングを発表し、ブラウンをWBA世界ヘビー級3位に据え置いた〔World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年11月10日〕。 2015年11月13日、肩を負傷したWBA世界ヘビー級4位のフェリス・オケンドが最低でも2016年5月までは試合が出来ないとのメディカルリポートに基づき、WBA世界ヘビー級王者ルスラン・チャガエフとオケンドの間で再戦をすることが不可能となったことを受け、WBAはチャガエフとブラウンの間で指名試合を行うよう指令した〔Ruslan Chagaev to Face Lucas Browne WBA公式サイト 2015年11月13日〕。 2015年12月10日、WBAは最新ランキングを発表し、ブラウンをWBA世界ヘビー級2位にランクインした〔World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2015年12月10日〕。 2016年3月5日、チェチェン共和国グロズヌイのアフマド・アレーナでWBA世界ヘビー級王者ルスラン・チャガエフと対戦し、10回2分2秒TKO勝ちでオーストラリアのボクサーで初めてのヘビー級王座獲得に成功した〔ブラウンがチャガエフ下す、豪初のヘビー級王者誕生 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月6日〕〔Lucas Browne: The Homecoming WBA公式サイト 2016年3月8日〕。次戦は指名挑戦者でWBA世界ヘビー級4位のフェリス・オケンドと対戦することで合意しているとコメントし、元WBA世界ヘビー級王者でWBA世界ヘビー級9位のデビッド・ヘイとの対戦を否定した〔ヘビー級新王者ブラウン「ヘイとは戦わない」 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月15日〕。 2016年3月21日、WBAは最新ランキングを発表し、上述のチャガエフ戦に勝利したブラウンをWBA世界ヘビー級王者としてランクインすると共に、チャガエフ戦の勝利を評価し、WBAの2016年2月度の月間MVPに選出した〔World Boxing Association Ranking WBA公式サイト 2016年3月21日〕〔レミューがカネロ前座に参戦、WBAランキング発表 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月22日〕。 2016年3月22日、上述のチャガエフ戦に勝利し王座を獲得したブラウンから違反薬物のクレンブテロールへの陽性反応が検出されたとの報道が為された。VADAによる薬物検査でクレンブテロールが検出され、ブラウンの違反薬物使用が確定すればチャガエフ戦は無効試合となり、ブラウンは王座を剥奪されるかもしれないとのこと〔Big Daddy Fails Drug Test WBA公式サイト 2016年3月22日〕〔豪初のヘビー級王者ブラウン、薬物検査で陽性反応 Boxing News(ボクシングニュース) 2016年3月22日〕。少なくともWBA主催のヘビー級トーナメントに王者として臨んでいるとは思えない状況となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ルーカス・ブラウン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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