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ルーシ号 : ウィキペディア日本語版
ルーシ (貨客船)

「ルーシ」(、ラテン文字表記: )は、極東船舶会社ロシアウラジオストク港と富山県伏木港の間で運航していた貨客船である。2009年12月にロシア系合弁海運会社に売却された。
しばしば「ルーシー号」と誤記されることがある。
== 概要 ==
「ルーシ」は1986年ソビエト連邦書記長のK・U・チェルネンコにちなんだソ連海運省の客船「コンスタンチン・チェルネンコ」()として建造され、ウラジオストクの極東船舶公社に配備された。姉妹船は作家ミハイル・ショーロホフにちなんだ「ミハイル・ショーロホフ」であった。
長年船籍港をウラジオストクとしてきたが、2007年の秋から冬にかけての間にマーシャル諸島船籍となり、書類上の母港もマジュロとされ、便宜置籍船となった。ただし航路、運航者は変更ない。
最初はナホトカ - 横浜港の定期航路に配船されたが、ソ連崩壊によって1992年に海運省の解体と極東船舶公社の民営化が行われ、船名も「チェルネンコ」から「ルーシ」に変更された。またウラジオストク港の開放が行われたため、航路も津軽海峡を通らずはるかに短いウラジオストク - 伏木に改められた。
輸入自動車への関税引き上げによる貨物輸送量の減少によって2009年12月25日伏木発の便を持って航路は運休され、本船はロシアの別の海運会社に売却された。〔貨客船「ルーシー号」売却 日本海の日ロ交易の象徴 東京新聞 2010年4月21日〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ルーシ (貨客船)」の詳細全文を読む



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