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レインボー・ウォーリア号事件 : ウィキペディア日本語版 | レインボー・ウォーリア号事件[れいんぼー うぉーりあごうじけん] レインボー・ウォーリア号事件(レインボー・ウォーリアごうじけん)は、1985年7月10日にニュージーランド・オークランドで行われたテロ事件。フランスの情報機関である対外治安総局(DGSE)によってグリーンピースの活動船レインボー・ウォーリア号が爆破され沈没、死者1名を出した。
== 背景 == フランスの独自主義外交は、核武装の整備と維持を要求し、アルジェリアの砂漠の実験場を失った後は南太平洋を実験場としていた。過激なパフォーマンスで知られるグリーンピースは、フランスの核実験に抗議してムルロア環礁へ接近しての抗議活動を展開しており、85年の実験に際しては、レインボー・ウォーリア号を旗艦兼補給艦として、グリーンピース以外のヨットなどもまじえての大規模な船団を組んでの行動計画を実行しようとしていた。 フランスはこれを望まれる円滑な核実験の遂行に対する重大な障害とみなした。実験場への接近だけでも問題だが、それにとどまらず、抗議船団の一部がムルロア環礁への上陸を強行する可能性があり、また当時は冷戦のさなかであり、グリーンピース内部にソ連のスパイがいて、測定機器を船内に持ち込んで実験場に接近し、フランスの核爆弾の情報を得ようとしているという噂が当局では深刻に検討されていた。 そこでDGSEは、グリーンピースに対する諜報活動を行うことになった。そして、核実験場への抗議活動を不可能にさせる破壊工作が行われた。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レインボー・ウォーリア号事件」の詳細全文を読む
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