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『レインボーシックス』(Rainbow Six)は、トム・クランシー原作の小説、およびビデオゲーム作品。小説と各ゲームシリーズでは、世界・設定は共通するがオムニバス形式での物語的繋がりが薄い物が多い。また現在では小説よりも、多くのシリーズ化・機種展開を果たしたゲーム版の知名度が高く、単に"Rainbow Six"と言った場合にはゲーム版を指すことが多い。ゲーム版は、Windows専用ソフトとしてシリーズ第一作が1998年に小説と同時に発売され、日本国内向けに様々な代理店から日本語マニュアル付き英語版として発売された。その後各種コンシューマに移植されるなど人気シリーズとなった。 小説にはジャック・ライアンも登場し、また本作の登場人物もトム・クランシー原作の他作品に登場している。 なお、「レインボー・シックス」とは軍事用語で「『レインボー』という部隊の指揮官(シックス)」と言う意味。 == ゲーム版概要 == 作品によって設定は異なるが、基本的に特殊部隊の隊員となり、テロリストの撲滅や人質の解放を目指す。原則としてファーストパーソン・シューティングゲーム (FPS) だが、銃撃戦だけでなく隠密行動や作戦立案など戦術面も重視されている点が特徴である。 最初の作品 ''Tom Clancy's Rainbow Six'' は1998年に Red Storm Entertainment 社によってPC向けに開発された(同社は後にユービーアイソフト社に買収され、シリーズも引き継がれた)。初期の作品では、当時の FPS としては珍しく全てのキャラクターの耐久力が非常に低く設定されており、一瞬の判断の遅れが死亡に繋がった。部位ダメージも取り入れられており、足を撃たれれば足を引きずるなどの演出がされた。また作戦開始前のブリーフィングが導入されており、任務の計画を隊員に指示して攻略するといったゲーム性も含まれていた。(激しい銃声を聞いただけでテロリストは人質を射殺してしまうため、多方向同時突入やスナイパーとの連携が求められた。)''Rainbow Six'' は決してグラフィックが優れたゲームでは無かったが、こうした独特のシステムと世界観が評価された。 シリーズはプレイステーションなどの家庭用ゲーム機向けにも移植されたが、PC版同様のシビアな難易度と判り辛いシステムだったため成功しなかった。 このため ''Rainbow Six 3: Raven Shield'' では、Xboxなどの家庭用ゲーム機向けを中心に製作され、家庭用ゲーム機版においてはシステムの簡易化、難易度の低下、グラフィックの大幅な向上などを図ってシステムが一新された。具体的にはブリーフィングの廃止、耐久値の上昇、爆風や銃撃音など演出・エフェクトの強化が施されたが、本来このシリーズが持っていた特徴が少なからず失われる結果となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「レインボーシックス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Tom Clancy's Rainbow Six 」があります。 スポンサード リンク
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