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ロキソプロフェン
ロキソプロフェン(loxoprofen)は、プロピオン酸系の消炎・鎮痛剤。先発品として、ナトリウム塩(ロキソプロフェンナトリウム)がロキソニン(Loxonin)の商品名で、第一三共が提供している(登録商標第1861751号ほか)ほか、後発医薬品として各社から発売されている。 == 概要 == プロドラッグであり、肝臓、皮膚、筋肉でのカルボニル還元酵素の代謝により、体内で速やかに活性の高い''trans''-OH型に変換される。発熱や炎症を引き起こす原因となるプロスタグランジンの生合成を抑制することで炎症を鎮め、腫れの抑え、鎮痛、解熱作用などを示す。薬理的にはプロスタグランジンの合成酵素であるシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害することによる。非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は特徴として、鎮痛作用が強く消化器への副作用も強いが、ロキソプロフェンはプロドラッグであるため、体内で吸収されるまで作用を示さず、これによりNSAIDsの副作用である胃腸障害を軽減している。 現在、日本で最も使用されている抗炎症薬の一つである。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロキソプロフェン」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Loxoprofen 」があります。
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