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ロジャー・ウィルトン・ヤング : ウィキペディア日本語版
ロジャー・ウィルトン・ヤング

ロジャー・ウィルトン・ヤング(Rodger Wilton Young 1918年4月28日 - 1943年7月31日)は、アメリカ合衆国軍人第二次世界大戦アメリカ陸軍の歩兵として従軍し、ニューギニアの戦いの最中、日本軍の砲撃に晒されていた小隊の撤退を成功させるべく、敵の機関銃陣地に単身で突撃し、戦死した。小隊は撤退に成功し、ヤングはこの功績の為にアメリカの最高軍事勲章である名誉勲章を死後になって追贈されている。
その後、戦友を救うべく死んだ彼の勇気を称え、『ロジャー・ヤングのバラード』(The Ballad of Rodger Young)という軍歌フランク・レッサーによって作曲された。バール・アイヴスによる録音がよく知られている。
==若年期==
1918年4月28日、ロジャー・ヤングは父ニコラス・ヤングとその妻の元〔、オハイオ州ティフィンにて生を受けた。幼き日をグリーンスプリングスにて過ごし、その後クライドの町に引っ越した。この頃から彼は狩猟を好んでおり、射撃の腕を鍛えていたという〔。
高校1年生になってからはフットボール部の活動にも打ち込んだ。ヤングは正規の選手にこそ選ばれなかったが、彼の熱意に押されたコーチによってしばしば試合に出場する機会を得ていた。
またバスケットボール部の活動にも参加していたが、ある試合の際に相手のファールによってコート上に転倒したヤングは、頭を強く打ち気絶してしまった。意識を取り戻した後も怪我の影響は残り、ヤングの聴覚と視力は徐々に失われていった。やがて講義を聞くことも黒板を見る事も難しくなったヤングは高校を2年生で中退した〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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