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ロスコフ(フランス語:Roscoff、ブルトン語:Rosko)は、フランスの北西部に位置するコミューンで、ブルターニュ地域圏のフィニステール県に所在する。 petite cité de caractère(特徴ある小さな町)(fr)に選ばれているロスコフには、16世紀や17世紀の建築遺産が存在し、19世紀からはタマネギ商人のジョニーら(fr)の出航地でもあった。現在、町の港からはアイリッシュ・フェリー(en)やブリタニー・フェリー(fr)によって、ブリテン諸島へのフェリーが運航されている。 潮汐による潮差が10.40mに達することもある海岸沿いは生物多様性に富み、ヨーロッパで初めての海洋生物学の研究・教育拠点であるが1872年に創設された。 ヨウ素を含む波飛沫や北大西洋海流による温暖な気候から、タラソテラピー施設や医療完備の老人福祉施設が存在し、ロスコフはアフターケアを求める人々の滞在地でもある。 ==地理== ロスコフはの西側にある岬に位置し、サン=ポル=ド=レオンの中心地から約5km北側に広がる。白く細かい砂の海水浴場が点在する海岸線が14km続く。陸路でのアクセスは、サン=ポル=ド=レオンからの県道58号、ロスコフの南西にあるサンテックからの海沿いの小道の2本である。ロスコフの北側には、強い流れの水道を挟んで約1.5Km先にバ島がある。 ロスコフは、の保護地域である、Zone naturelle d'intérêt écologique, faunistique et floristique(動植物相、生態学的に重要な自然地域)(fr)のペンゼ川(fr)河口に含まれる。3千以上の生物種数を持つ〔Service Études de la Chambre de commerce et d'industrie de Morlaix, Les activités de recherche, p. 9, communauté de communes du Pays Léonard, Morlaix, novembre 2006. 〕ロスコフの並外れた生物多様性は、沿岸域であることと、潮汐、気候、海流などの地理的な特異性に結びついている。そのため、北欧と地中海の藻類の生態系が重なって存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロスコフ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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