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ロスタム
ロスタムは、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する英雄。ザール(白髪のザール)とカブールの王女の息子。母ルーダーベが蛇王ザッハークの曾孫であるため、ロスタムは(ナリーマーン)家という英雄の家系に生まれながらも、蛇王ザッハークの玄孫でもある。 巨象のような立派な体格をもち、『シャー・ナーメ』ではたびたび獅子に喩えられる。700年もの生涯のうち、イランを守るため、トゥーラーン(トゥラーン)や化け物とたびたび戦った。 == 誕生 ==
母の胎内で大きくなりすぎたため、父の育ての親である霊鳥スィーモルグ(スィームルグ)の力を借り、帝王切開により出生する〔フィルドゥスィー,黒柳訳 (1969), pp. 58-61、フェルドウスィー,岡田訳 (1999), pp. 182-186、岡田 (1982), pp. 165-167.〕。 このような難産だったため、出産後、母親は「わたしは救われ(ロスタム)、悲しみが終わった」と言った。これにより、この赤子は「ロスタム」と命名されることになったという〔。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロスタム」の詳細全文を読む
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