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ロスト・ホームランド : ウィキペディア日本語版
ロスト・ホームランド

ロスト・ホームランド(LOST HOMELAND)は、1998年2月21日に発売された、ソウル・フラワー・ユニオン中川敬のソロ・プロジェクト、ソウルシャリスト・エスケイプのアルバム。
== 解説 ==
1997年、ソウル・フラワー・ユニオンは伊丹英子の耳の持病(音響性外傷)の悪化に伴い活動を一年間停止するが、その期間、中川敬はソロ・プロジェクトとしてソウルシャリスト・エスケイプを始動させた。
中心メンバーは、シカラムータの大熊ワタル、サム・ベネット。よって、この二人の人脈が活かされ、船戸博史桜井芳樹清水一登千野秀一関島岳郎向島ゆり子片山広明らが本作のレコーディングに参加している。基本は、中川の歌の世界であり、そういう意味ではソウル・フラワー・ユニオンやニューエスト・モデルなどに繋がる路線と言えるのだが、サム・ベネットのヴォーカル曲「ゴーン (ホーム)」や、ビクトル・ハラのカバー「ラ・パルティーダ」、アルバート・アイラーの代表曲をメドレーにした「アイラー・チンドン」など、参加メンバーの個性が表れた作風となっており、翌年に行なわれた全国ツアーでも参加メンバーを活かした雑多な楽曲が演奏された。
また、中川と大熊は本作のプロジェクトでドーナル・ラニーのバンドとも共演しており、「満月の夕」はイギリスのバースにあるピーター・ガブリエルの「リアル・ワールド・スタジオ」で録音された。この時の、ドーナル・ラニー・クールフィンとのレコーディング・セッションは、「ソウル・フラワー・ウィズ・ドーナル・ラニー・バンド」名義で『マージナル・ムーン』というミニ・アルバムとして全曲のちに発表されている。
本作に収録されている楽曲を中川自身相当気に入っているようで、「潮の路」「おんぼろの夜明け」「おやすみ」「日食の街」「夜に感謝を」「落日エレジー」などは度々、ソウル・フラワー・ユニオンやソウル・フラワー・アコースティック・パルチザンのライヴのセット・リストに加わっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロスト・ホームランド」の詳細全文を読む



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