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ロスビー数 : ウィキペディア日本語版
ロスビー数[ろすびーすう]

ロスビー数(ロスビーすう、英語:Rossby number)とは、地球流体力学など回転系の流体力学における非線形性を示す無次元数である。この名は、気象力学の発展に寄与し「近代気象学の父」とも呼ばれるカール=グスタフ・ロスビーに因んだものである。ロスビー数はコリオリの力と慣性力の比で現され、地球流体力学においては

R_o = \frac

で与えられる。ここで''U''、''L''はそれぞれ現象を代表する流速と水平方向の長さスケールであり、''f''はコリオリパラメータである。また、これとは別に時間ロスビー数が定義されることもある。これはコリオリの力と現象の時間変化(代表的時間スケールを''T''と置く)の比で、

R_T = \frac

で与えられる。
ロスビー数が小さい現象では非線形の効果は無視でき、流れの場は地衡流の関係になる。一方、台風のような現象ではロスビー数は1を越えるため、非線形効果の解釈が重要になる。




抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロスビー数」の詳細全文を読む



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