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ロサンゼルス市警察(ロサンゼルスしけいさつ、、略称:LAPD)は、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス市に本部を置く、アメリカ合衆国の警察である。日本ではロス市警とも呼ばれる。 == 概要 == ロサンゼルス市警察は、カリフォルニア州ロサンゼルス市に本部を持つ。合議制警察委員会(日本の公安委員会に相当する組織)の管理下に設けられており、警察官約9,500人と職員約3,000人を擁す国内で3番目に大きな警察組織であり、日本の警視庁の4分の1ほどの人員数である〔監修:庄司一憲『世界の警察 アメリカ編』 辰巳出版株式会社 ISBN 9784777804771〕。ニューヨーク市警察は住民228人につき1人、シカゴ市警察は住民216人につき1人の割合で警察官を配置しているが、LA市警察は住民426人につき1人の割合であり、常に人員不足に悩まされている〔。理由としては、ゴードン・ノースコット事件対応における失態(チェンジリング (2008年の映画)参照)や過去に起きた警察官の汚職事件、人種差別による暴動(ワッツ暴動やロス暴動)が問題となり「警察官は悪だ」とのイメージが定着したうえに、それを受けて隊員の資質向上のために採用基準を非常に厳格にしたのが要因とされる〔。 アメリカでもニューヨークに並ぶ多人種が住む大都市、州であるため、職員の人種構成は様々である。現在では、白人がおよそ46%、ヒスパニック系が33%、アフリカ系が14%、アジア系および南太平洋諸国出身者が7%程である(2008年1月時点)〔。 市警のモットーは”to protect and to serve”(保護と奉仕)で、パトロールカーの側面にも記されている。 アメリカ警察の特殊部隊であるSWATは、ロサンゼルス市警察が最初に組織したとされ、その練度の高さは随一であり、全米の警察で装備や戦術などが手本とされている。 かつて15年近く本部長を務めたウィリアム・パーカーに因んで「パーカーセンター」の別名で呼ばれ親しまれていた本部庁舎であるが、市役所南に建設された新庁舎(New Police Administration Building)へと2009年秋にその機能を移転した。 ロングビーチ出身のテリー・ハラ氏は、2009年に日系アメリカ人(3世)として、初めて警察本部長補佐/警視長に就任。ハラ警視長は、80年にロサンゼルス市警就職し、98年にナショナル大学を首席で卒業。同年、日系人初の警部に任命される。2013年に、小山田真が特別大使を務める南カリフォルニア日米協会会長に就任。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロサンゼルス市警察」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Los Angeles Police Department 」があります。 スポンサード リンク
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