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ロチゴチン : ウィキペディア日本語版
ロチゴチン

ロチゴチン(英:Rotigotine)とは非エルゴタミン系ドパミン作動薬の一つである。
== 概要 ==
ロチゴチンはドイツのSchwarz Pharma社(現UCB社)で経皮吸収型の貼付剤として開発された。非麦角系の構造を有し、1日1回の貼付で安定した血中濃度を保つことができるとされる。パーキンソン症状による嚥下困難や、ロチゴチンが消化管や肝初回通過効果を受けやすいことから貼付剤に決定された。パーキンソン病は中脳の黒質線条体にあるドーパミン神経の変性・脱落によって振戦や筋固縮などの症状が起きるが、ロチゴチンのドパミン刺激によって症状の改善が期待される。むずむず脚症候群視床下部後部のA11ドパミン作動性細胞群の機能低下が原因とされており、これもドーパミン受容体刺激作用によって改善されるとしている。
ドーパミンD2受容体だけでなく、D1-5受容体にも高い親和性とアゴニスト活性を有する。物理化学的性質として白色-淡褐色の粉末で、N,N-ジメチルホルムアミドに溶けやすく、エタノール(99.5)にやや溶けやすく、水にほとんど溶けない。
パーキンソン病への適応が2006年2月にEUで承認されると、翌2007年5月にアメリカが承認し、2009年9月には50か国以上で承認された。特発性のむずむず脚症候群については2008年8月と2012年4月にEU、アメリカの順で承認された。本邦においては2012年12月にパーキンソン病と特発性むずむず脚症候群に対して製造販売承認を受けた。
日本では大塚製薬からニュープロ パッチとして販売されている。〔ニュープロパッチ添付文書

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロチゴチン」の詳細全文を読む



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