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ロッテ浦和球場(ロッテうらわきゅうじょう)は、埼玉県さいたま市南区にある野球場で、製菓メーカー・ロッテ浦和工場の敷地内にある。プロ野球・千葉ロッテマリーンズが二軍の本拠地として使用しており、同球団が運営管理を行っている。 ==歴史== ロッテはかつて、二軍が自前のグラウンドを持っておらず、1988年まで東京都青梅市の青梅スタジアム(当時の名称は「青梅球場」で、音響機器メーカーのティアックが所有していた)を間借りして二軍の練習やイースタン・リーグ公式戦を開催していた。しかし、前の一軍本拠地だった川崎球場やロッテ狭山工場内にあった合宿所からは遠く、著しく不便をこうむっていた。このため、ロッテは同社浦和工場の敷地を球団のファーム育成施設として整備することを決定。1989年に浦和球場、室内練習場および合宿所「千葉ロッテマリーンズ寮」を完成させた。 本球場では選手らが練習する姿が間近で見られる上、イースタン・リーグ公式戦も観戦無料。 本球場は三塁側がホームで、一塁側がビジターとなっている。 観覧設備は、内野一、三塁側の土盛りスタンドにベンチが置かれているだけの状態であったが、2011年11月-2012年2月に設備の改修が行われた。土盛りにベンチの観客席は、階段状になったコンクリートの上にセパレートタイプの椅子が取りつけられたが、観客収容能力は以前と大きく変わらず200~300人程度である。グラウンドが見られる場所はこの内野スタンドのみで、外野側には観客がグラウンドを見られる立ち入り可能な場所は無い。 改修前は、観客立ち入り自由な通路が三塁側ブルペン横にあったため、目と鼻の先の距離でプロのピッチングを見ることができたが、現在は三塁側ブルペン横の通路は選手関係者のみの通路となり、ブルペンは球場外の道路沿いの植込みとフェンス越しにしか見ることは出来なくなっている。また、以前のブルペンには無かったが、改修後は、投手側と捕手側それぞれの上部に屋根が取り付けられた。 選手との距離が近いのが魅力で、すぐ後ろを選手が歩いていたり、トイレで選手と鉢合わせたりすることもあったが、改修後は選手と観客の動線が分けられた構造になり、球場入場ゲート、トイレや通路も選手関係者用と一般観客用とで別になり、球場内でのこういった鉢合わせも無くなった。 左翼側場外を東北新幹線(同線を共用する上越および北陸新幹線を含む)と埼京線の高架橋が通っており、走り行く新幹線の車窓からもフィールドを見ることができる。ただし、新幹線の東側を走る埼京線からはフィールドは見えない。 また、さいたま市内では本球場の他にも浦和区のさいたま市営浦和球場〔毎日・大毎時代の1956年・1658年には同球場で一軍の主催公式戦も行われた。2015年現在では埼玉西武ライオンズの保護地域となっているため、同球団の許可がなければ主催ゲームは不可能である。またロッテ球団は2015年現在、一軍公式戦の主催ゲームでの地方開催から撤退している。〕でイースタン・リーグ公式戦等が開催されるため、公式戦の開催スケジュールに於いては「ロッテ浦和」、「市営浦和」(「市浦和」)とそれぞれ区別して表示しているので観戦の際は注意が必要。 ロッテは現在、将来的にファームの育成施設を一軍と同じ千葉県内に移転することを検討しており、一部報道では千葉市や成田市が候補地に挙がっているとされているが、現在も構想段階であり具体化はしていない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロッテ浦和球場」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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