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ロバート3世 (スコットランド王)[ろばーと3せい]
ロバート3世(Robert III, 1337年8月14日 - 1406年4月4日)は、スコットランド王(在位:1390年 - 1406年)。即位前の名前はジョン・ステュアート(John Stewart)。ロバート2世の長男だったが、ロバート3世が生まれた時にはまだ正式に結婚していなかったため、少年時は庶子扱いだった。 ロバート3世はスコットランドの支配者としては名ばかりで、実質的には弟のオールバニ公ロバート(Robert Stewart, Duke of Albany)が実権を握っていた。息子のジェームズの将来を案じてフランスへ逃れさせようとしたが、イングランド王ヘンリー4世に捕らえられ、それを聞いたロバート3世は嘆き、死期を早めた。 == 生涯 == ロバート3世は父ロバート2世と母エリザベス・ミュアの長男として生まれた。両親は1336年に結婚していたが、その手続きが教会法に基づいていないと批判されていたため、非嫡出子として扱われた。1349年にようやく正式の結婚として嫡出子と認められた。〔ロバート2世とエリザベス・ミュアが結婚した時期については、1336年説・1347年説・1349年説など、諸説ある。〕 1368年、ロバート3世の大叔父で国王のデイヴィッド2世は、彼をキャリック伯に叙した。しかし1387年にロバート3世は馬に蹴られて重傷を負い、回復に数年かかった上に障害を負った。恐らくこの事故が原因で、政治の実権はロバート3世の実弟のファイフ伯ロバートが掌握していった。1389年、弟のロバートは王太子である兄を差し置いて「王国の守護者 (guardian of the kingdom)」に就任した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロバート3世 (スコットランド王)」の詳細全文を読む
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