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ロフストランドクラッチ()とは、医療用補助器具の1つで、前腕部支持型杖とも呼ばれ、腕に装着して使用する片手用の杖である〔テクニカルエイド協会 - 杖 - ロフストランド・クラッチ 〕。介護・リハビリ用の歩行補助器具として使用される。名称は発明した に由来する。 == 概要 == ステッキのような形状の杖にカフと呼ばれる肘(腕)を固定するサポート機構が備えられている。グリップを握り締めた力と、カフで固定した肘部分の力が杖先に伝わるよう、絶妙な角度で杖の支柱が伸びているのが特徴的で、この角度によってグリップとカフで固定した力が真っすぐ杖の先に伝わる設計になっている。 多くの製品はグリップから下(接地点)までの長さと、グリップから上(カフ)までの長さを調整できる機構を備えている。最近は後者の調整機構が無いエルゴグリフクラッチというものもある。 カフにはU型のオープンカフと、O型のクローズカフがあり、当然ながらクローズカフの方がホールド性が高く、力が入りやすい。またグリップを手放した時に杖を落とすことも防げるからポケットから財布を取り出したりする場合に案外便利である。しかしクローズカフはリングの中に腕を通さなくてはならないため、冬場に厚手の上着を着ていると腕が入らないという不便さもある。 松葉杖と同じく下肢補助用の医療器具である。現在では単に肘部分で固定するだけのものから、支脚部分がヒンジ接続になっていて、歩行時以外は肩口に向けて跳ね上げることが出来るものまであり、素材もアルミ素材からカーボン素材まで種類も様々である。接地面の位置の調節は主にスライド式のバネ付きクリックラッチで段階式で行うものが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロフストランドクラッチ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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