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ロベルト・ドゥラン : ウィキペディア日本語版
ロベルト・デュラン

ロベルト・デュランRoberto Durán、男性、1951年6月16日 - )は、パナマプロボクサー。ニックネームは「石の拳(コブシ) Manos De Piedra, Hands of Stone 」。
キャリア初期の野性味溢れるボクシングと後期の技巧派スタイルで50歳になるまで戦い続けた一方、二階級飛び越えればパンチの威力が完全に違い、三階級では挑戦自体が無謀であった世界観を平然と破った怪物ボクサー。その対戦相手は中量級の歴史における最強の王者揃いであり、観戦を渇望した観客たちにより興行やテレビの世界も変革されていった。全時代、全階級(ALL TIME PFP)最強に推す者も多く、デュランは間違いなくモハメド・アリ(カシアス・クレイ)と並ぶ世界を動かした中南米を代表するボクサーである。
娘であるイリシェル・デュランもプロボクサー。
== 来歴 ==

=== キャリア初期 ===
1951年6月16日、エンチョリーヨのスラム街で生誕。
1968年、16歳でプロデビュー以来、連戦連勝を続け、その中には後のフェザー級王者エルネスト・マルセルや世界スーパーフェザー級王座を6度防衛した小林弘をKOで下す試合などが含まれている。そして1972年6月26日、無敗のままWBA世界ライト級王者ケン・ブキャナンに挑戦。
華麗なテクニックを誇り、王座安泰と言われていた技巧派王者を、デュランは初回からダウンを奪うなどして終始攻勢。そして13回、ボディブローでKO勝ちを収めた。ブキャナン側からローブローだという抗議の声が上がったがデュランが新王者となった。
世界王座に就いてからのデュランは更に怪物的な強さを発揮する。「石の拳(こぶし)」と形容された強打で、後のWBC世界王者ガッツ石松、タフで鳴らしたレイ・ランプキン等の実力者を相手に、10連続KOを含む11度の防衛を達成。その間もノンタイトル戦も頻繁にこなし、まさに戦うチャンピオンだった。
同時期にフェザー級、ジュニアライト級で世界王座に君臨したアレクシス・アルゲリョや、ジュニアウェルター級世界王者として無敵を誇ったアントニオ・セルバンテスとの対戦は、何度も噂に上ったが実現しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロベルト・デュラン」の詳細全文を読む



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