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ロマノ・ヴルピッタ
ロマノ・ヴルピッタ(Romano Vulpitta、1939年 - )はイタリアの外交官、学者、作家。ナポリ東洋大学大学院教授、京都産業大学名誉教授。 ==来歴== 王政下のイタリアに生まれ、幼少期には両親と共にイタリア社会共和国時代の独裁者ベニート・ムッソリーニと面会した経験を持つ。日独伊三国同盟下で育った事から日本に対して興味を抱き、独学で日本語を学んだという。共和制移行後のローマ大学に入学し、卒業後は交換留学生として来日している。帰国するとイタリア外務省の二等書記官となり、後に一等書記官に就任している。外交官として欧州共同体駐日代表部次席を務めた他、欧州最古の東洋学の研究機関であるナポリ東洋大学の大学院教授として現代日本文学を教えるなど、日本文化の専門家として活躍した。 沖縄返還交渉時に佐藤内閣に協力していた国際政治学者の若泉敬と知り合い、若泉が京都産業大学世界問題研究所の所長であった縁から1978年に同大学に招致され、日欧比較文化論を担当した。経営学部教授、世界問題研究所所長などを歴任し、2011年3月に定年退官して名誉教授に任命された。 作家としては文芸評論家の保田與重郎との交流を通じて伝記を記した他、ベニート・ムッソリーニについての日本語による伝記を執筆している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロマノ・ヴルピッタ」の詳細全文を読む
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