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ロンドン地下鉄スタンダード形電車 : ウィキペディア日本語版
ロンドン地下鉄スタンダード形電車[ろんどんちかてつすたんだーどがたでんしゃ]

ロンドン地下鉄スタンダード形電車英語London Underground Standard Stock)は、1923年から1934年にかけて基本設計を共有して製造されたロンドン地下鉄の車両群の総称である。ロンドン地下鉄の2種類ある車両サイズのうち、小さいほうのサイズの車両群に属し、1923形電車1923 Tube Stock)または1938形以前の電車Pre 1938 Stock)と呼ばれることもある〔で採用されたロンドン地下鉄の小断面車両(Tube)の車体構造は以降2009年に登場した2009形電車に至るまでのすべての小断面車両に影響を与えており、1938形より前の車両と、1938形以降では別扱いとされることが多い。〕。共通の基本設計に拠るものの、車両製造者や製造年によって多くの相違点があり、ロンドン地下鉄開業時から使われていたゲート形電車の置換用及び1920年代から1930年代にかけての路線延伸用と位置付けられている。ロンドン地下鉄の量産車として初めて全車客用扉は空気式の自動ドアが装備された。
== 車体構造 ==
スタンダード形電車は制御電動車、付随車、制御車で構成される。初期は全車全席ロングシートだったが、1930年代にドア間にボックスシートを設ける改造が行われている。制御電動車では運転室後部に機器室があり、これが車両全長の3分の1を占めていた。機器室に続いて窓4枚、一見両開きに見えるが中央に太い柱が入ったドア2枚、窓4枚、車端部に片開きのドア1枚をもつ。付随車は車端部から窓3枚、両開きの客用扉、窓4枚、両開きの客用扉、窓3枚の配列であり、制御車では車端の窓1枚分が運転室扉となっていた。初期の車両では制御車の扉は内開きの開き戸とされていたが、1931年以降は空気式自動の引き戸となった。
スタンダード形電車が製造された当時の技術ではロンドン地下鉄の小断面車両の床高さに動力台車を収容することが出来ず、台車が車体に入り込む構造を採っていた。このため、ただでさえ車両全高が低い小断面車両では電動車台車上部に客室として十分な高さを確保することが出来ず、ここを機器室とし、制御装置などを搭載していた。以降は駆動装置や台枠構造の工夫などで動力台車上を客室とすることが可能となった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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