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ロンバルディアの鉄王冠 : ウィキペディア日本語版
ロンバルディアの鉄王冠[ろんばるでぃあのてつおうかん]

ロンバルディアの鉄王冠(ロンバルディアのてつおうかん、、)は、中世前期につくられたヨーロッパで最も古い王冠の一つであるとともに、キリスト教聖遺物である。ラテン語に由来するコーローナ・フェッレア()の名でも呼ばれる。
この王冠はイタリアロンバルディア州の州都ミラノにほど近いモンツァの大聖堂において保管されており、はじめランゴバルド王国(ロンバルディア王国)の、のちに中世イタリア王国の王権の象徴とされた。
== 構造 ==

この王冠は黄金のサークレットの内側に幅1cmほどの鉄の輪を取り付けた構造になっている。この鉄の輪は、キリストが磔にされた際に使用された釘(聖釘)を叩き伸ばして細い帯状にしたと伝えられており、このことから「鉄王冠」と呼ばれ、また聖遺物とされている。
王冠の外側のサークレットは、黄金を打ち延ばして一部にエナメル加工を施した6つの黄金片が蝶番で接続されており、十字架や花の模様が浮き彫りにされた中に22個の宝石がはめ込まれている。
この王冠の小さなサイズや、蝶番で接合された構造から、もともとは大きな腕輪か、モンツァ大聖堂に寄進された奉納王冠だったと推測されている。また、歴史的な記録によれば、2つの黄金片が紛失した後に再調整されために王冠のサイズが小さくなっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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