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ローマ・シリア戦争[ろーま しりあせんそう]
ローマ・シリア戦争(ローマ・シリアせんそう、)は、共和政ローマとセレウコス朝シリアの間で、紀元前192年から紀元前188年に戦われた戦争である。この戦争にシリアは敗れてヨーロッパから手を引いた。戦争の名称に関しては、シリア戦争、アンティオコス戦争などとも呼ばれ、あるいはアンティオコス3世とローマの間の戦争というように、固有の呼び名なしに扱われることもある。 == 開戦 == シリアのアンティオコス3世は、前代まで縮小傾向にあったシリア王国の領土を拡大し、東方はインドにまで遠征して大王の称号を得た。西方では小アジアの諸国と諸都市を服属させ、ヨーロッパに影響力を及ぼした。直接の領土として(今日のトルコ領ゲリボル半島)を得て防護を固め、アイトリア同盟と同盟した。一方、マケドニア戦争に勝利してマケドニアとギリシアに影響を及ぼしたローマは、シリアの勢力浸透を喜ばず、ヨーロッパからの撤退を求めた。アンティオコスはローマの要求をはねつけ、紀元前192年に戦争を開始した。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマ・シリア戦争」の詳細全文を読む
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