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古代ローマの神殿(こだい-しんでん)は古代ローマのペイガニズムに基づく信仰の場であり、人々は神殿で礼拝を行った。掃除が容易ということから生贄は神殿の外にある祭壇で捧げられ、儀式には大勢が参列した。古代ローマの神殿はそれほど大きくはなく、基本的には内陣 (cella) と呼ばれる主室に信仰対象の像を安置しているだけのものだった。内陣に香を焚くための小さな祭壇が設置されている場合もある。内陣の後ろには捧げ物や儀式の道具の貯蔵室があった。 == 主要な信仰対象 == 古代ローマ人は、神殿でローマ神話の神々に祈りを捧げ、儀式的礼拝として捧げ物をしたり、動物の生贄を捧げた。中でも次の12柱の神々が重視された。 # ユーピテル - 神々の王、雨・雷鳴・稲妻の神 # ユーノー - 神々の女王、女性と子供の女神 # ネプトゥーヌス - 海と嵐の神 # プルートー - 冥界の神 # アポロ - 予言の神 # マールス - 戦争の神 # ウェヌス - 愛と美の女神 # メルクリウス - 神々のメッセンジャー、交易と盗賊の神 # サートゥルヌス - ユーピテルの父 # ウーラヌス - サートゥルヌスの父 # ディアーナ - 狩猟の女神 # クピド - 愛の神、ウェヌスの息子 また、ローマ帝国時代には皇帝崇拝が発生し、皇帝を祭った神殿も建設された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「古代ローマの神殿」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Roman temple 」があります。 スポンサード リンク
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