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ロールス・ロイス・コーニッシュ : ウィキペディア日本語版
ロールス・ロイス・コーニッシュ
コーニッシュ(''Corniche'' )はイギリスの自動車メーカーであるロールス・ロイスが販売していたシルヴァーシャドウクーペおよびコンバーチブル版である。コーニッシュは元々ベントレーのブランドであった。
== 初代 ==

1971年3月に「シルヴァーシャドウ ミュリナー・パークウォード 2ドア・フィックスドヘッドクーペ」がコーニッシュに改名され、1996年にかけてこの名称で販売された。外装のデザインはJohn Polwhele Blatchleyによる。独立コーチビルダーのジェームス・ヤングはシルヴァーシャドウの2ドアクーペ版を製作していたが、ヤングのモデルは人気がなかったためすぐに生産中止となった。
このモデルはロンドンのミュリナー・パークウォードで組み立てられ、シルヴァーシャドウ・クーペは1965年まで、ドロップヘッドはコーニッシュと名付けられる1971年まで継続された。同型車はベントレーブランドでもベントレー・コーニッシュとしても販売された。
1982年に生産中止されるまで、クーペとコンバーチブルが提供されていた。
エンジンはロールス・ロイス製V型8気筒エンジンが搭載された。鋳鉄製ウェットシリンダーライナーとアルミニウム・シリコン合金製シリンダーブロック、アルミニウム製シリンダーヘッドが採用されていた。内径φ104.1mm×行程99.1mmで総排気量は6,748ccであった。当初はスキナーズ・ユニオンキャブレター2機が搭載されていたが、1975年からはソレックス製の4バレルキャブレター1機に置き換えられた。輸出モデルは1980年にボッシュ製の燃料噴射装置が搭載されるまで、SUキャブレター2機が搭載されつづけた。
3速ATゼネラルモーターズから供給されたターボ・ハイドロマチック400が標準搭載された。コイルスプリング式四輪独立懸架サスペンションは油圧式セルフレベリングシステム(シトロエンと同じシステムだが、エアスプリングは搭載されず、油圧コンポーネントはロールス・ロイスによりライセンス生産された)が当初は4輪に搭載されたが、のちに後輪のみの搭載となった。4輪にディスクブレーキが搭載され、1972年からはベンチレーテッドディスクとなった。
ホイールベースは当初は3,042mmだったが、1974年に3,048mmに拡大され、1979年に3,061mmに再び拡張された。

ファイル:'75 Rolls-Royce Corniche (Hudson).JPG‎|ロールス・ロイス・コーニッシュ (1975年 北米モデル)
ファイル:'73 Rolls-Royce Corniche Convertible (Hudson).JPG‎|ロールス・ロイス・コーニッシュ・コンバーチブル (1973年 北米モデル)


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ロールス・ロイス・コーニッシュ」の詳細全文を読む



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