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ロールケージ(英語:roll cage)とは、事故による横転( roll over )などから乗員スペースを保護するため、自動車や農機具に組み込まれる鋼やアルミ等のパイプで作られたフレームである。また、ロールオーバーバー(roll over bar 、しばしば単に「ロールバー」)、ロールフープ(roll hoop)もこの定義に当てはまるが、ロールケージは特に"かご"(cage)のように乗員スペースを囲うような構造のものを指す。 なお、日本ではロールケージをロールゲージと表記する例が散見されるが〔レーサーの土屋圭市もDVDなどで『ゲージ』と発言している。〕、ケージ = cageは「檻やかご」、ゲージ = gaugeは「規格、基準、計量器」などの意味であり誤りである。またその見た目から、俗にジャングルジムと呼ばれることもある。 == 使用する自動車 == 多くのカテゴリの競技車両に装着され、主要なカテゴリでは、規定に合致したロールケージの装着を、技術規則(レギュレーション)で義務づけることで、クラッシュ時のドライバーの安全性を確保している。 また、オープンカーは横転時に容易に乗員が死亡する恐れがあるため、ほとんどのサーキットではオープンカーの走行時には最低限、座席の後方にとりつけて横転時に乗員の生存空間を確保するための「ロールバー」の装着を義務づけている。また、近年では同様に安全性の向上を目的として、ロールバーが装着された農業用トラクターも存在する(後述)。これは籠状の「ロールケージ」よりも簡素なものであるが、実際に横転した場合には生死を分けることとなる。こうした事情から、一部のオープンカーは市販時にロールバーをつけている(あるいはオプション装備としている)ものもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロールケージ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Roll cage 」があります。 スポンサード リンク
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