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ロールベーラ : ウィキペディア日本語版
ベーラー

ベーラー(Baler)は農業機械の一種で、刈取って寄せ集めた干し草のような作物を圧縮して梱包し、トワイン(twine)で結束するために使う梱包機械である。
成型する梱包の形状と大きさによって、いくつかの異なったタイプのベーラーが使用される。一般的にベーラーはトラクターに牽引されてそのPTOの動力によって稼動するが、エンジンを搭載した自走ベーラーも存在する。
また、資源リサイクル施設等に設置された産業用梱包機もベーラーと呼ばれる。梱包機は主としてプラスチックや紙、ダンボールを圧縮梱包してリサイクル施設に輸送するために使う。
== ロールベーラー ==

最もよく使われるタイプのベーラーは、円柱状に成型された梱包を作るロールベーラーである。干し草はベーラーの内部で、ゴムベルトかローラー、またはそれらを組み合せた機構によって単純に巻き上げられる。
ロールベーラーを牽引するトラクタはレーキによって集草されたウインドロー(集草列)をまたぐように走行し、中央部だけ密度が高い樽型のベールが出来るのを防ぐためにトラクタのトレッドの範囲内でウインドローの上を蛇行するように走行する。
多数のタインが取りつけられたピックアップがウインドローを拾い上げて、干し草の圧縮・成型を行うチャンバーへと送りこむ。機種によってはピックアップの後方に並べられたカッティングナイフで切断されてからチャンバーへと干し草を送りこむ。
ベールが決められた大きさになったとき、自動又は手動操作でベールを縛るようにトワインかネットが外周に巻きつけられるが、結束はされない。そしてベーラーの後部が上に開き、ベールが放出される。トワインやネットを繰り出す際には、トラクタを完全に停車させ、ピックアップからの干し草の供給を中断する必要がある。藁や完全に乾燥した干し草のベールはこれで完成であるが、もしベールをサイレージにするなら、別の機械で気密性のあるラップフィルムを巻きつけてラッピングする。
可変径タイプのベーラーは外径が48から72インチ(約120から180cm)かそれ以上、幅60インチ(150cm)のベールを成型する。ベールは大きさ、干し草の種類、および乾燥度合によって、1100ポンド(500kg)から2200ポンド(1000kg)の重量がある。
初期のロールベーラーはロトベーラー(Roto Baler )としてエリスシャルマース(:en:Allis_Chalmers)によって販売された。ベールのサイズは直径およそ16インチ(41cm)で幅は48インチ(120cm)だった。最初のロールベーラーの概念はUmmo Luebbensによって1910年代初期にすでに考案されていた。エリスシャルマースの円柱状にベールを梱包する機械は、1947年に発表され、1960年に販売中止されるまでの間、当時長方形のベールが最も一般的であったところにロールベーラを販売することにおいて先駆者だった。
近代的なロールベーラーは1972年にフェルメール社(Vermeer Company )によって設計された。(フェルメール社は、2007年現在、ロールベーラを生産し続けている。〔1972年製フェルメール605型ロールベーラー 〕〔現在のフェルメール社 〕)
日本のメーカーは、農家の規模に合せて、ロールの外径が120cm以上の大型タイプ、100cm前後の中型タイプ、そして外径50cmのミニ・タイプの三つのクラスのロールベーラーを販売している。また、水田での稲ワラ収集を可能にするため、クローラを備えた自走式のロールベーラーも生産している。最近では、細断されたデントコーンをホッパで直接受け、そのままロールに成型する専用のロールベーラーも登場した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Baler 」があります。



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