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ロ号艦本式缶 : ウィキペディア日本語版
艦本式ボイラー[かんほんしきぼいらー]
艦本式ボイラー(かんほんしきボイラー)とは、日本海軍艦政本部の開発した艦艇用の国産ボイラーである。ボイラーのことを漢字で汽罐(きかん、略して「罐」)と表したので艦本式罐は旧字体なので、新字体のを代用して艦本式缶)とも書かれる。
==型式別==

===イ号艦本式缶===
: 1900年明治33年)に老朽化した水雷艇のボイラーの交換用とし艦政本部が開発した。英ヤーロー(Yarrow)社が小型艦用に開発したの改良型で1902年(明治35年)進水の第67号水雷艇に初めて搭載され、春雨型駆逐艦などに搭載された。当初は単に艦本式缶と呼ばれていた(後述)。
: ヤーロー式ボイラーはのの一形式であり、上部に大直径の「(気水胴とも)」という横置きの円筒、下部にそれより小直径の「水ドラム(水胴とも)」という円筒を2本横置きに配置し、互いに多数の伝熱細管で接続した構造をとっていた。横から見ると、丁度、Aの字の頂点に蒸気ドラムが、Aの字の足あたりに水ドラムが置かれた作りをしていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「艦本式ボイラー」の詳細全文を読む



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