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ワイルドハーツ (The Wildhearts) は、1989年に元クワイアボーイズのジンジャーを中心にイギリスで結成されたハードロックバンドである。日本では『ワイハ』と略して呼ばれることがある。 ポップ・ミュージックの要素を持つハードロック・サウンドを持ち味とし、その音楽性からしばしば「ビートルズとメタリカの融合」と例えられることがある。 == 略歴 == *1989年8月、ジンジャーが「ワイルド ハーツ」の概要を発表。ライブを始める。 *1992年1月、バンド名を「ワイルドハーツ」(一つの単語)に変更する。 *4月、4曲入りEP『モンド・アキンボ・ア・ゴーゴー - ''Mondo Akimbo A-Go-Go'' - 』でデビュー。 *11月、『モンド・アキンボ・ア・ゴーゴー - ''Mondo Akimbo A-Go-Go'' - 』のリミックスと新曲4曲を収録したEP『ドント・ビー・ハッピー・ジャスト・ウォーリー - ''Don't Be Happy... Just Worry'' - 』をリリース。 *1993年8月、1stアルバム『アースVSワイルドハーツ - ''Earth VS The Wildhearts'' - 』を発表。不良魂を満々とたたえながら、パンキッシュでメロディ・オリエンテッドなギター・ロックを繰り広げ、一躍人気を博す。 *以降、度重なるメンバーの解雇・脱退、所属レーベルとの摩擦、喧嘩を繰り返しながら、2ndアルバム『ファッキュー - ''P.H.U.Q '' - 』(1995年)、企画盤『フィッシング・フォー・ラッキーズ - ''Fishing For Luckies'' - 』(1996年)といったアルバムをリリースする。 *その後ベスト・アルバム『''The Best Of The Wildhearts''』(1997年)を挟み、関係がこじれきっていたEastWest Recordsから離れ、よりカオティックでノイジーでヘヴィなサウンドに接近した『エンドレス、ネームレス - ''Endless, Nameless'' - 』を1997年にリリースするも、この時点でメンバーのドラッグ問題や不仲説などがメディアを飛び交い、ジンジャーがバンドの活動停止を宣言する。 *その一方で、親日家のジンジャーは日本ツアーを敢行したり、日本限定盤『トーキョー・スーツ・ミー(ライヴ・アット・ブリッツ1998)』(1999年)を発表するなど、破天荒な活動をみせる。また、かつてサポートメンバーであった親友のデヴィン・タウンゼンドのアルバム『インフィニティ』(1998年)にもゲスト参加。ドレゲン(バックヤードベイビーズ)とのセッション・プロジェクト、『スーパーシット666』やアレックス・ケイン(元ライフ、セックス&デス、現アンチプロダクト)とのプロジェクト、クラム・アビューズ、自身のバンドシルヴァー・ジンジャー・5などで精力的に活動を見せる。 *2001年、突如ジンジャーはワイルドハーツ復活を宣言し、イギリスでツアーをはじめる。 *2002年、サマーソニック02に出演し、ミニアルバムをリリース、翌年『ザ・ワイルドハーツ・マスト・ビー・デストロイド - ''The Wildhearts Must Be Destroyed'' - 』をリリースする。 *2004年、サマーソニック04にザ・ダークネスの代わりに急遽参加する。 *ジンジャーはヴィニールジャンキーとインディーズ契約を結び、ソロアルバムのリリース、来日公演を行う。 *2枚のライブアルバムを経て2007年にセルフタイトルアルバム(邦題『ザ・ワイルドハーツ2007』)を発表する。以降ワイルドハーツはユニバーサルミュージックから離れる。 *2008年、ヴィニールジャンキーからカバーアルバム『ストップ・アス・イフ・ユーヴ・ハード・ディス・ワン・ビフォア VOL.1』をリリース。数量限定のボックスセット版には、Tシャツが入っている。 *2009年、アルバム『フツパー - ''Chutzpah'' - 』リリース。 *2010年、『フツパージュニア - ''Chutzpah Jnr.'' - 』『フツパーデラックスエディション - ''Chutzpah Dx Edition'' - 』リリース。 *2012年12月、バンドは活動休止中だったが、現メンバーでライブを行い、翌年にはイギリス、日本、アメリカでツアーをする。 現在、ジンジャーはソロとして活動中。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワイルドハーツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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