翻訳と辞書 |
ワイルド・フロンティア : ウィキペディア日本語版 | ワイルド・フロンティア
『ワイルド・フロンティア』(Wild Frontier)は、北アイルランドのギタリスト、ゲイリー・ムーアが1987年に発表した8作目のスタジオ・アルバム〔ゲイリー・ムーア・バンド名義の『グライディング・ストーン』とG-FORCE名義の『G-FORCE』を含む〕。ヴァージン・レコード傘下の10レコードからリリースされた〔Gary Moore - Wild Frontier (Vinyl, LP, Album) at Discogs 〕。ムーアは本作で、ヨーロッパにおいて大きな成功を収めた。 == 背景 == アイルランドの伝統音楽へのオマージュとして作られた作品で〔Gary Moore obituary | Music | The Guardian - 2014年2月25日閲覧〕、1986年1月に死去した旧友フィル・ライノット(元シン・リジィ)に捧げられた。ムーアは『Guitar World』誌の1987年9月号に掲載されたインタビューにおいて「僕が育っていた時に自分と共にあった音楽を思い出したかった」「僕達が共にシン・リジィで演奏した音楽は、アルバム『ブラック・ローズ』を筆頭に、ケルト音楽からの影響があった」「フィルが"Wild Frontier"を歌っているところが本当に目に浮かぶ」と語っている〔Gary Moore Discusses His Latest Album, Gear and Phil Lynott in 1987 Guitar World Interview - Page 4 | Guitar World - 2014年2月25日閲覧〕。また、ムーアは同じインタビューで、タイトル曲「ワイルド・フロンティア」の歌詞について「かなり政治的な曲だ。ベルファストで育って、何年も後になって帰ってきた人々の運命を描いている。どれほど街が変わり果てたか衝撃を受けるんだ」と説明している〔。 「ザ・ローナー」は、元ジェフ・ベック・グループのがコージー・パウエルのアルバム『オーヴァー・ザ・トップ』(1979年)のために書き下ろした曲のカヴァー。『オーヴァー・ザ・トップ』のレコーディングにはムーアも参加していたが、この曲のオリジナル・ヴァージョンではデイヴ・クレムソンがギターを担当した〔Cozy Powell - Over The Top (Vinyl, LP, Album) at Discogs 〕。「」はが1966年に発表した曲のカヴァー。 CDのみの収録となった「クライング・イン・ザ・シャドウズ」は、ムーアが本田美奈子に提供した曲「the Cross -愛の十字架-」のセルフ・カヴァー〔Minako With Wild Catsを覚えていますか? 本田美奈子さんのロックバンド時代 (1988-89年) | かの残響、清冽なり—本田美奈子.と日本の音楽史 | ダイヤモンド・オンライン - 2014年2月25日閲覧〕。日本では1986年に「クライング・イン・ザ・シャドウ」というタイトルでシングルとしてリリースされ、B面には「ワンス・イン・ア・ライフタイム」が収録された〔Amazon.co.jp: Crying In The Shadow: 音楽 - 2014年2月25日閲覧〕。また、イギリスでは「オーヴァー・ザ・ヒルズ・アンド・ファー・アウェイ〜望郷の果て」がシングルとしてリリースされた際、そのB面に収録された〔Gary Moore - Over The Hills And Far Away (Vinyl) at Discogs 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワイルド・フロンティア」の詳細全文を読む
スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース |
Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.
|
|