|
ワイングラス(wine glass)とは、ワイン専用のグラスのことである。 == 概要 == ワイングラスは、型を使って作られるものと手ふきで作られるものがある。一般的には手ふきのほうが薄く、高品質のものが多い。材質は、ソーダガラスやクリスタルなど多岐にわたる。食卓を飾るテーブルウェアとして、金銀の装飾やカットグラス(切子)の施されたワイングラスも多い。 ワイングラスのメーカーには、リーデル、HOYA、シュピーゲラウ等がある。しかしHOYAはクリスタル事業から撤退した。 多くのワイン愛好家は、グラスはワインを味わう際に大切な意味を持つとしている。舌はどの部分でも一様に味覚を感じられるわけではなく、部位によって担当する味覚がある程度決まっている。例えば舌の先のほうでは甘味ならびに苦みに敏感であり、舌の両脇は酸味に敏感である。広口のワイングラスでは舌先にまずワインが触れ、細口(末広がり)のグラスでは舌の奥のほうにワインが接触する。そのため、酸味が特徴のワインを細口(末広がり)のグラスで飲むと酸味ばかり強調され、苦みが特徴のワインを広口のグラスで飲むと苦味ばかりが強調されどちらも「くどい」味に感じられる。さまざまな生産地のワインの長所を味わい知るためには欠点を打ち消すしかたでワインとワイングラスを選定することが望ましい。 グラスの形状が味の感じ方へ与える影響は大きく、ある試飲会で一つのワインを別々の形状のグラスで出したら気づかれなかった、という逸話もあるほどである〔川口盛之助「ワイングラスのエンジニアリングは深遠なり オーストリアの老舗リーデルに学ぶものづくり(1)」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月12日付配信〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワイングラス」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|