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ワガ
ワーガー(、,ヒンディー語:,)は、インドとパキスタンとの間の陸路国境で唯一開かれている検問所であり、グランド・トランク・ロード(Grand Trunk Road)の経路上の、インドのアムリトサルとパキスタンのラホールとの間にある。ワーガーそのものは小さな村であり、両国が分離・独立した1947年に、新たに国境となったラドクリフ線(Radcliffe Line)によって2つに分断された。村の東半分はインドに、西半分はパキスタンに属している。 == ワーガー国境 == ワーガーの国境は、よく「アジアのベルリンの壁」と呼ばれ、毎日夕刻になると「我が国旗の降納」と呼ばれる儀礼が行われるインド・パキスタン国境(India–Pakistan Border)の一部分である。儀礼時には、インドの国境警備隊(Border Security Force; B.S.F.)と、パキスタンのパキスタン・レンジャー(Pakistan Rangers)の兵士による、力強くスリリングなパレードが行われる。儀礼は攻撃的で、よそ者から見れば敵対的とすら映るが〔 〕、国境の両側に観客席を設けて、集まってくる群衆に見せるためのエンターテイメントである。両国の兵士らは色鮮やかなターバンと制服を身にまとい、痛快なショーを披露する。両国の係員は、普段は日常的に発生する問題の処理のために、相手国の事務所を訪れることは普通に行われている。長年にわたって、この国境で起こってきた出来事の数々は、インド・パキスタン関係(India-Pakistan relations)を象徴するバロメーターであり続けている〔。 ラホールとデリーとを結ぶ鉄道を通るサムジャウタ急行(Samjhauta Express)は、ワーガーから5キロメートルのところにあるインド側の終端駅アッタリ(Attari)から、ワーガーの国境を通過していく。インドの道路・ナショナル・ハイウェー1号線はここを起点としており、インド・パキスタン関係の改善によって、パンジャーブ地域ではアムリトサルとラホールとの間では2004年からデリー・ラホール・バス(Delhi–Lahore Bus)が運行されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワガ」の詳細全文を読む
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