翻訳と辞書
Words near each other
・ ワクナガレオリック
・ ワクフ
・ ワクフ (イスラム)
・ ワクフ (イスラム教)
・ ワクフ (オンラインゲーム)
・ ワクフバンク・ギュネシュ・スィゴルタ
・ ワクフバンク・ギュネシュ・スィゴルタ・チュルクテレコム
・ ワクフバンク・チュルクテレコム
・ ワクフバンク・テュルクテレコム
・ ワクムスヒ
ワクムスビ
・ ワクモ
・ ワクラ郡 (フロリダ州)
・ ワクワク
・ ワクワク (曖昧さ回避)
・ ワクワクさん
・ ワクワクウォッチング
・ ワクワクキッチンカーニバル
・ ワクワクモール
・ ワクワーク


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

ワクムスビ : ウィキペディア日本語版
ワクムスビ


ワクムスビ(ワクムスヒ)は、日本神話である。『古事記』では和久産巣日神、『日本書紀』では稚産霊と表記される。神名の「ワク」は若々しい、「ムスビ」は生成の意味であり、穀物の生育を司る神である。
『古事記』では食物神のトヨウケヒメ(豊受比売神)を生み、『日本書紀』ではその体から五穀が生じている。
== 記述 ==
古事記  
『古事記』では神産みの段に登場する。イザナミ(伊邪那美命)が火の神・カグツチ(火之迦具土神)を生んで火傷をし、病に伏せる。その尿(ゆまり)から、水の神・ミズハノメ(弥都波能売神)が生まれ、次にワクムスビが生まれたとしている。食物(ウケ)の神である、トヨウケヒメを娘とする。
日本書紀
『日本書紀』では第二の一書に登場する。イザナミが火の神・カグツチを生んで死ぬ間際に、土の神・ハニヤマヒメ(埴山姫)と水の神・ミズハノメを生む。そこでカグツチがハニヤマヒメを娶り、ワクムスビが生まれたとしている。そして、この神の頭の上に蚕とが生じ、臍(へそ)の中に五穀が生じたとしている。
これは、『古事記』のオオゲツヒメ(大気都比売)や、『日本書紀』第十一の一書のウケモチ(保食神)のような、食物起源の神話となっている。しかし、この2柱の神の場合は、殺された死体から穀物が生じているのに対し、ワクムスビの場合は殺される話を伴っていない。このため、かつてはワクムスビの単純な形が古いとされていたが〔日本思想体系1 『古事記』 岩波書店 1982年 339頁。〕、現在は、「ハイヌウェレ型神話」が簡略化され、結末の部分だけが残されたものといわれている〔吉田敦彦 『小さ子とハイヌゥレ』 みすず書房 1976年 21頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ワクムスビ」の詳細全文を読む



スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.