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ワジリスタン紛争[わじりすたんふんそう]
ワジリスタン紛争(ワジリスタンふんそう)は、有志連合諸国のアフガニスタン侵攻以降に、パキスタン北西部のワズィーリスターン(ワジリスタン)を含む連邦直轄部族地域および北西辺境州やアフガニスタン・パキスタン国境のデュアランド・ライン地帯で発生した、パキスタン政府及びアメリカ合衆国を始めとする不朽の自由作戦参加の有志連合諸国と、ワジリスタンに潜伏するターリバーンやアル・カーイダやそれを支持する現地部族勢力のパキスタン・ターリバーン運動等との戦いの総称。 ==前史== パキスタン北西部のワズィーリスターンは連邦直轄部族地域(トライバル・エリア)に含まれており、パシュトゥーン人を中心とする伝統的な部族勢力の統治下にあったため、パキスタン政府の影響力は限定的にしか及ばなかった。またパキスタンとアフガニスタンの国境地帯にあるこの険しい山岳地帯は、アフガニスタン紛争 (1978年-1989年)でソ連軍と戦うムジャーヒディーンの恰好の根拠地となった。 2001年のアメリカ同時多発テロ事件をきっかけとして、アメリカを中心とした有志連合諸国および北部同盟がアルカーイダを匿うアフガニスタンのターリバーン政権をアフガニスタン紛争 (2001年-)により転覆させると、連邦直轄部族地域を中心としたパキスタンとアフガニスタンの国境地帯は、ターリバーン残党勢力やアルカーイダの恰好の潜伏場所となった。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ワジリスタン紛争」の詳細全文を読む
英語版ウィキペディアに対照対訳語「 War in North-West Pakistan 」があります。
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